単体では無意味
【CureHeal通信 第476号】2019/7/27
サプリ初心者にありがちなのは、骨粗鬆症が心配だからカルシウム、お肌がきれいになりたいからコラーゲン、貧血だから鉄…といったように効果別に単体で選んでしまうパターン。
でもそれでいいのでしょうか?
…というお話が今回のテーマです。
あなたは『栄養の桶理論』をご存知ですか?
桶というは細長い板を縦に並べて作られています。
当然、桶を構成する板の長さは同じですが、もしも1枚1枚の長さがバラバラな桶があったとすると、桶の中の水は一番短い板の高さまでしか保持されずに 外にもれてしまいますよね。
栄養学や作物学にもこの考え方があてはまるというのが桶理論です。
『ドベネックの桶』
『最小養分律』
『リービッヒの桶』
とも言われています。
板=それぞれの栄養成分
水=栄養量
カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウム、亜鉛、セレン、銅、マンガン、クロム、ケイ素、ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE etc ・・・
私たちに必要な栄養成分は何十種類もあります。
その中のあるひとつの成分だけをいくら補充しても総合的に全体を高めない限り、だだ漏れしてしまうのです。
あなたにとって一番低い板にあたる栄養素がバッチリわかったとします。
その栄養素をサプリで補うことができたら少しは栄養量が増えるかもしれませんが、今度はその次に低い板となっている栄養素にひきずられるので、やはり総合的に見ていく必要がありますね。
桶理論は栄養学だけではなく私たちの人生にも当てはまる深い考え方なので、興味あるかたは考察してみるとおもしろいと思います。
【真理?】いろんなことが当てはまる、リービッヒの最小律とドベネックの桶とは?
横浜 Salon CureHeal 整膚セラピスト
堀紀久美