症状を長引かせる言葉
【CureHeal通信 第512号】2019/11/30
あなたが改善したい身体の不調は何ですか?
いま、この問いかけに応じて、あなたは心の中で病名や症状名を唱えたと思います。(今回の主旨からするとこの問いを発するのはNGなのですが ><)
それが長く続いている場合、『その症状』=『自分』というような意識になっていませんか?
そして、これまであなたはそのことを何回口にしてきているでしょうか?
(振り返ると、若い頃から私は相当な回数言ってきたように思います。 ^^; )
たとえば…
私は低血圧です
私は貧血なんです
:
:
私は糖尿病…
私は悪玉コレステロール値が高い
私は不眠症…
私は頭痛持ち…
私は腰痛持ち…
私はヘルニアだ
肩こりがひどい
軟骨がすり減っている
風邪
だるい
すぐに疲れる
身体が重い
:
:
人生おもしろくない(←ついにはこんなことまで言ってませんか?)
etc etc …
意識の力・言葉の力は強力。
あなたが気づいていようといまいと、フォーカスしたこと・口にしたことが引き寄せられてしまいます。
あなたがもし、つらい症状を繰り返し周りのかたに毎日のように伝えているとしたら、そのことがあなたのその症状を『より確実なもの』『現実のもの』にしてしまっているのかもしれません。
つらいことをお話することで、その時は気持ちがほぐれるでしょう。
それを聞いたお友達が優しい人だったらあなたをいたわってくれるでしょう。
同じような症状で苦しい思いをしている人だったら、同意してくれて一体感も生まれるでしょう。
でも無意識下の作用としては、あなたのその症状を定着させる方向に働いてしまうのです。
できれば、つらいことの説明、病気自慢はやめましょう。
(相談の場では別です。その時は積極的断定で話を終えるようにしましょう。)
「私はxxxだ」という意識を持つと、潜在意識はそれをキャッチしてしまうので、余計にその症状が確実なものになってしまうのです。
再び、中村天風さんの『運命を拓く』から引用させていただきます。
だから、たった一言をいうのも、この暗示の感受習性というものが、必ず、自分が気がつかなくても、ものの声に応じたように感じる。感じると同時に潜在意識に対して、そのとおりの状態が働き出すのである。
潜在意識の状態が実在意識の状態に同化してくるのである。
潜在意識の力は95%。(実在意識の力はたったの5%)
この95%の作用を知ることが大事です。
天風さんの言葉の続きです。
けれども、万が一、消極的な怒り、悲しみ、悶え、迷い、そして悩みが遠慮なく口から出されるという場合には、もう恐ろしい結果を神経系統の生活機能に与えてしまうのである。
–《中略》–
真剣に考えよう!
実際人間が日々便利に使っている言葉ほど、実在意識の態度を決定するうえに、直接に強烈な感化力をもつものはない。感化力というよりむしろ暗示力といおう。
自分の言葉は自分の潜在意識が一番聴いています。
そしてその『言葉には人生を左右する力がある』のです。
マイナスに作用させる使い方をしてしまうのはもったいないです。
あなたが不快な症状から逃れたいのならば、持病を長引かせるような言葉を使う回数をどんどん減らしていきましょう。
まずは、身体の不調をお友達に話す回数を半分にしてみてください。
半分、さらに半分、またさらに半分に…
というように減らす努力をすれば、いつかは限りなくゼロに近くなりますね。
『病を忘れて初めて病が治る!』のです。(←天風さん語録)
『病気が治ったから病気を忘れられる』のではなく、『病気を忘れるから病気が治る』ということ。
重い病を自らの意識の力で治した天風さんの言葉には説得力があります。
ものすごく痛い時にその痛みを忘れることは確かに大変なもの。
思わず「痛い」「つらい」と心の中でも口でも言ってしまうものです。
でも、そういう時こそ痛みや病を忘れる力がついたらすごいですよね。
努力してみる価値ありです。
つらい時こそ、心の筋トレができます。
症状を長引かせる言葉ではなく、自らの自然治癒力を高める言葉を使いましょう!
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横浜 Salon CureHeal 整膚セラピスト
堀紀久美