歯はみがいてはいけない !?
【CureHeal通信 第183号】2016/10/4
つい最近、竹屋町森歯科クリニック院長著の「歯はみがいてはいけない」という本を読みました。
この本には非常に大事なことが書かれています。
なので、このメルマガを読んでくださっているみなさんにも是非知っていただきたく、これから何回かに分けてお届けすることにしました。
「歯はみがいてはいけない」
このタイトルは挑戦的ですね。わざとそうしているのだと思いますが、タイトルの言葉をそのまま真に受けると著者が言いたいことの逆になってしまいます。
この本の大きなメッセージは「”食後すぐに” 歯みがきをしてはいけない」という点です。
ここで、まえがきから著者の文章を抜粋します。
「日本では100万人以上が寝たきりになり、スウェーデンでは寝たきりの人がほとんどいません。日本人は80歳で残っている歯が10本以下なのに対し、スウェーデン人は80歳で歯が21本以上残っています。
医療や食事、生活習慣の問題が論議されていますが、歯科医師である私に言わせれば、この原因は明らかです。そう、日本人の大量の寝たきりを生み出している原因は「歯」です。
「1日3回の歯みがき」が、歯や歯ぐきにダメージを与え続け、歯周病を引き起こし、歯の喪失はもとより、口臭や全身病の原因になっています。
食後すぐに歯みがきをし、歯磨剤(歯みがき剤)を大量に使い、かつデンタルフロスを使用しないという”間違った歯みがき習慣”が、あなたの自己免疫力を奪っています。」
いかがでしょうか。
寝たきりを生み出している原因が「間違った歯みがき習慣」というのは衝撃的な言葉ですね。
本の中に掲載されていた簡単なテストを転記しますので、チェックしてみてください。
□ 毎食後10分以内に歯みがきをしている
□ いま使ってる歯ブラシはいつから使ってるのかわからない(毛先が乱れて歯ぐきが痛くなったら交換している)
□ デンタルフロスや歯間ブラシは使っていない
□ 市販の歯みがき剤をたっぷりつけている
□ 歯科医院には虫歯になってから治療に行く
いくつあてはまりましたか?
1つでもあてはまる場合は、50歳で歯がなくなりだし、60代では部分入れ歯、70代で総入れ歯という未来が待っているそうです。恐ろしいですね。
あなたがいま何歳であろうとも、遅くはありません!
今日から正しい習慣を身につけて、歯をメンテナンスしてください。
それが身体全体の健康につながります。
肉体を離れる瞬間まで、最大限に自分の歯を残し、自分の歯でおいしい食事をいただく、
それが大きな幸せではないでしょうか。
超食いしん坊の私はそう思います。
今日できること:
まずは、歯ブラシを新しいものに変えませんか。
月初めに取り替えることを習慣にすれば忘れません。
いまがチャンスです。
外出したら、年内の家族の分の歯ブラシをまとめ買いしましょう!
《過去記事》
【CureHeal通信 第28号】その歯ブラシいつから? (2015/4/7)
【CureHeal通信 第29号】歯磨きが歯の病気を促進する? (2015/4/11)
【CureHeal通信 第31号】歯ブラシ選び (2015/4/18)