手の小指を意識しよう
【CureHeal通信 第645号】2021/4/26
4月は私が通っている心身統一合氣道の学びからお届けしています。
《これまでの記事》
【CureHeal通信 第642号】足の指を意識してみる(2021/4/6)
【CureHeal通信 第643号】つま先立ちで動き回ろう(2021/4/11)
【CureHeal通信 第644号】手首振り体操(2021/4/15)
あなたは物を持つ時、手のどの指を意識しているでしょうか?
きっと親指と人差し指ですよね。
私たちの指の構造上、親指と人差し指で物を掴むように出来ているので、誰もが知らず知らずのうちに親指側に力を入れていると思います。
……が!
その時に『意識して小指側を使いましょう!』
というのが心身統一合氣道の教えです。
この使い方をマスターして生活の場面場面でうまく使うと、無駄な力が必要なくなります。
無駄な力=力みです。
力まなくてよくなると、肩こりや腰痛の頻度も減ってきます。
普段の生活の場で
- 物を掴む時
- 物を持ち上げる時
に是非、小指側を意識してみてください。
たとえば、
- スーパーの買い物袋を持つ時
- スーツケースを持って階段を上がる時
など、今あなたの身近に持ち上げられるものがあったら早速実験してみてください。
親指側を意識して持つのと小指側を意識して持つ時の感じ方の違いを試してみてください。
4/7のあさイチの放送を見たかたは覚えているかと思いますが、スタジオでは水の入ったポリタンクを使って試していましたね。
すごく重い物でやってみるとわかりますが、重みの感じ方が全然違います。
それ以外にも、
- 包丁を持つ時
にも応用ができます。
4/7のあさイチではごぼうをささがきにしているシーンがありました。
普通にやっている時(親指側で包丁を持っている時)と、小指側を意識して切っている時の本人の腕の疲れ方が全く違うというお話でした。
前者と後者とでは姿勢も違っていましたし、後者は無駄な力が入っていなくて楽にやっていることが見た目でもはっきりとわかりました。
では何故、小指側を意識すると重いものを楽に持つことが出来るのか?
それは小指のラインは腕の下側につながっていて、肩の上方ではなく、身体の中心で支えることができるから。
なるほど理にかなっていますね!
私は合氣道のお稽古ではまだ杖技や太刀技をあまりやっていないのですが、長い棒状のものを振り下ろす場面ではこの感覚がわかりやすいです。
剣道をやっていた人や、ちゃんばらごっこをしたことがある男子のほうがピンとくるかもしれないですね。
あなたも是非、生活の場でやってみてください。
そして、違いを感じた場面があったら是非コメントください☆
横浜 Salon CureHeal 整膚セラピスト
堀紀久美