身体を使うと脳の疲れが取れる
【CureHeal通信 第457号】2019/5/21
先日、脳内科医の加藤俊徳先生のお話を聴いてきました。
タイトルは『成長する脳 しない脳』
この中で話されていたのは『死ぬ前までヒトの脳は成長しつづける』ということ。
脳は何歳からでも成長できるのです。
あなたは記憶力が悪くなりつつあることを歳のせいにしていませんか?
また、「歳だから今から学び始めても無駄」と歳を言い訳にしていたりしませんか?
もしそうだとしたらそれがあなたの脳の機能を衰えさせているのかもしれません。
脳はある意味なまけもの。使っていない脳の領域はどんどん衰えていってしまう。
というのが加藤先生の主張。
だから、高齢になればなるほど新しいことをスタートすることが脳を老化させないための秘訣なのです。
セミナーでは
・93歳で俳句を勉強し始めて103歳で俳句の本を出版したかたのお話
・80歳でドラムを始めて1年で脳が成長したかたの脳の画像の紹介
もありました。
素晴らしいです。
加藤先生は『脳番地理論』といって、脳には番地があってその番地ごとに強化していくことができるという説を展開していらっしゃいます。
それぞれの活動において、使ってる脳の場所が違うのです。
たとえば、1日ずっと仕事をして帰宅し、テレビを見てぼ〜っとして、眠りに就く。
そういう生活を続けていると、疲れは取れずに蓄積していってしまいます。
脳の疲れが取れない状態でいくら寝ても、疲れは本当には取れないのです。
脳が疲れてしまったら、筋肉運動をする。
そうすると、思考や記憶だけの領域が使われていた状態から別の領域(運動領域)が使われるので、脳が活性化し、脳の疲れが取れるというメカニズム。
なので、デスクワークをした会社の帰りにはジムで汗を流す、とか、ウォーキングをするといったことが良いでしょう。
ダンスは一番いいかもしれませんね。
聴覚刺激もありますし、脳のいろんなところを同時に刺激する活動です。
ダンスは認知症予防にとても良いと言われている所以ですね。
歌も良いですよね。
仕事をして疲れた脳を日々リセットしましょう。
そのためには仕事で使う脳とは違うエリアの脳を使うことがポイントです。
あなたの好きな趣味で脳の疲れを取りましょう。
仕事だけでなく、好きなことをどんどんやりましょう!
加藤先生オススメの脳を蘇らせるためのトレーニングがいろいろあるので、興味あるかたは本を買ってみてくださいね。
- 50歳を超えても脳が若返る生き方
- 認知症をくいとめる! 1日3分「脳番地」トレーニング
- 「耳が聴こえにくい」は脳トレで治る!
- 発達障害の子どもを伸ばす 脳番地トレーニング
- 男の子は「脳の聞く力」を育てなさい
横浜 Salon CureHeal 整膚セラピスト
堀紀久美