バッグを持つ時は…

【CureHeal通信 第467号】2019/6/25

あなたはご自分が巻き肩であることの自覚はありますか?

道ゆく人々を観察していると、今はほとんどの人が巻き肩になっています。

私もそうです。

施術時の仰向けの体勢の時、肩がベッドの面にぴったりくっつく人は稀で、ほぼ全員の肩が浮いています。

つまり、みなさん、巻き肩になっているということ。

 


 

内側に肩が回り込むことで猫背になり、胸が圧迫されます。

胸が圧迫されることで呼吸が浅くなり、血流が悪くなります。

そして内臓や脳への悪影響が始まります。

見た目も良くないですね。

女性の場合はバスト下垂の大きな原因にもなっているとのこと。

(大変大変!)

 

 

ではどうやったら巻き肩を改善できるでしょうか。

巻き肩を改善しようと思うと、まず「姿勢を良くしなくては!」という思考になりますね。

 

そうするとたいていは巻き肩が形状記憶されたまま反る形となります。

 

巻き肩の進行度にもよるのですが、巻き肩のまま反ってしまうと、ある時、肩がロックされて腕が上がらなくなります。

これが四十肩や五十肩が起こってしまう原因のひとつ。

そうならないような形で巻き肩を改善しなくてはいけません。

 


 

これは女性向けの方法なのですが、バッグを腕にかけて持つ時、内側から外側に向けて通します。

 

外側からではなくて内側からです。

手先が肘よりも外側にあり、手のひらが天に向いている形。

この体勢だと胸が自然に開きます。

『胸を開く』ことが大事なのです。

『反る』のではありません。

(反ると腰を痛める原因にもなってしまいます。)

 

日々の買い物やゴミ出しの時の応用方法:

スーパーの袋は指にかけて持つことが多いと思いますが、手の甲ではなく手のひらが身体の外側を向くように持てば同じ原理が働きます。

普通に持った後に、手首をくるっと外側に向けるだけ。

左右両方に持つとバランスが取れて良いですね。

 

手ぶらの時はただ単に手のひらを外側に向けるだけでOKです。

自然に胸が開いて気持ちがいいですよ♪

手の甲の日焼けも防げて一石二鳥です。

 


 

先日、第465号で『手首を返して手のひらを外側に向けるようにしましょう』というメッセージをお届けしました。

 

手のひらを太陽に!

 

この時はビタミンD生成促進を目的として、太陽のエネルギーを手のひらから取り込むというご提案でしたが、実は今回の巻き肩改善にも通じるお話でした。

 



横浜 Salon CureHeal 整膚セラピスト
堀紀久美
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