歯磨きは難しい!

【CureHeal通信 第26号】2015/03/31

あなたは生まれてから今まで、何回歯磨きをしてきましたか。

私の場合、平均1日2回と仮定して、約3万5千回です。

あなたもきっと何万回というレベルですよね。

これだけの回数行ってきているので、小さいころから既に当たり前の習慣になっていると思いますが、実は…歯磨きはとても難しいのです。

こう言われて「え?歯磨きが難しいってどういうこと?」と思いましたか?それとも「そうだよな」と思いましたか?

正しく行おうとすると、歯磨きはすごく難しいものなのです。「難しいと認識しない限り、正しい歯磨きは出来ない」とさえ感じます。

 

歯医者さんでピンクの試薬で検査をしますよね。

その時のことを思い出していただければ、はっきりとイメージできると思いますが、漫然と歯磨きをしていては、歯と歯茎の間や歯と歯の間の歯垢は全然落ちないのです。

しっかり意識しないと1回のストロークが粗く(大きく)なりがちなので、歯の高い部分を歯ブラシがすべるだけですし、肝心な歯と歯茎の境目や歯と歯の間はくぼんでいるので、その部分にはブラシはしっかり届かないのです。

また、1本1本、カーブが違うため、その面に対して確実にアプローチしないと汚れは落ちません。正しく磨くために(歯ブラシ以外に)必要なアイテムがあります。それは何だと思いますか。
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手鏡です。

歯ブラシの持ち方や角度をそれぞれの歯に合わせてうまく操作していくのは鏡を見ていない限り、とても難しいです。

洗面所の鏡でいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、洗面所の鏡だと前のめりになってしまうので、身体によくありません。

手鏡が必須です。

 

手鏡を見ながら1−2本ずつ角度を変えてブラシを細かく動かして初めて、必要なすべての面にアプローチできるのです。

それでも漏れが出てくるくらいです。

 

このやりかたで磨こうとすると、軽く10分から15分はかかります。
さらに歯間ブラシかフロスでの仕上げが必要です。

 

歯医者さんに言わせると、歯磨き粉をつけると歯磨き粉の泡や清涼感で何となく磨けた気になるのが落とし穴だそうです。

怖い成分も入っているし、実際は磨けてないのに磨いた気になるので、いいことはあまりないですね。

(前回のメルマガにも書きましたが、歯磨き粉を使いたい場合は、まず何もつけずにしっかり磨いた後に歯磨き粉をほんの少しつけて、すぐにうがいをする方法がいいとのことです。)

 

口腔内の環境は全身の健康状態に大きく影響するのです。
あなどれないのです。

毎日の習慣となっている歯磨きの質を高めましょう。

 

夜寝る前に1回だけは手鏡を持って真剣に歯磨きをすると良いですね。

また、どんなに毎日完璧に歯磨きをしていても、3ヶ月ごとのクリーニングは必要なので、長いこと歯医者さんのお世話になっていないな…というかたは、そろそろクリーニングに行ってみましょう!

(歯医者の回し者ではありません。)


■ 編集後記


毎晩、洗面所で10分も15分も歯磨きをしようと思うと続かないので、私は湯船につかりながら手鏡を持って歯磨きをしています。

15分ゆっくり湯船につかることができるので、身体を温める効果もあり、一石二鳥です。

 

自分の歯と対話(?)するこの時間だけは100%自分と向き合えてる気がします。

電動歯ブラシもいいのかもしれませんが、電動歯ブラシだと「自分と向き合う時間」という感じにはならない気がして、地道に歯磨きしています。

生きてる間は最後まで自分の歯でしっかり食べ物を噛める喜びを感じて過ごしたいものですね!

では今日もいい1日を!

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