食生活を変えてみる
【CureHeal通信 第277号】2017/8/29
「腹6分を意識しましょう」の内容に対して 最初の頃は「どうしても出来ません」「私には無理です」というコメントが多かったのですが、最近はちらほら「今日は腹6分を実行しました」「腹7分が出来ました」というコメントもいただくようになりました。
うれしいです。
あなたの食生活はいかがでしょうか。
カロリー25%減の生活を続けることでサーチュイン遺伝子がONになるのですが、その元となる数字は一般的に必要とされる1日のカロリーです。
20代女性: 1800kcal
30〜40代男性: 2250kcal
30〜40代女性: 1750kcal
50〜60代男性: 2000kcal
50〜60代女性: 1650kcal
あなたは、この数字を見て何を感じたでしょうか?
もしかして、今でも若い頃と同じかそれ以上のカロリーを摂取していませんか?
まずはそこを見直しましょうね。
そして次に…
50代〜60代の男性の数字がわかりやすいので これを例にとると、1日の摂取量の目安が2000kcalなので、そのうちの25%=500kcalを何らかの形でセーブする生活に切り替えれば良いことになります。
それだけでアンチエイジング効果と病気のリスク減の効果があるのです。
方法はいろいろあります。
(1) 運動で消費する
(2) 毎回の食事で食べる量を減らす
(3) 間食・ジュース・夜食をやめる
(4) 朝食を抜く
(5) 野菜を食事の最初にたくさん食べる
(6) 食前に食物繊維サプリを摂取してトータルな食事量を減らす
(7) よく噛む
(8) お酒の量を減らす
この中のそれぞれを少しずつ組み合わせながらご自分のできる範囲で変えていくことをおすすめします。
私が思うに、一番シンプルで効果てきめんなのは「朝食を抜くこと」です。
例えば、1日全体を10として、朝昼晩のカロリー摂取の割合が 2:4:4 や 3:3:4 だとすると、朝食を抜くだけで20-25%減が実行できることになります。
午前中は内臓にとっては排出&メンテナンスの時間帯なので、消化活動から解放された内臓は、自分の臓器を修復する活動に専念出来て一石二鳥。
特に、免疫系をつかさどる腸が腸壁の修復に時間を使えることはとてつもなく大きなメリットなのです。
朝食を抜いたら脳が働かないということはありません。
蓄積された糖や脂肪からエネルギーが使われます。
余計な消化活動が行われないので、頭がすっきりして仕事に集中できます。
空腹で辛い場合は、水分をせっせと摂取して紛らわせましょう。
この時、缶コーヒーやジュースはNGです。
砂糖がたくさん含まれるから。
(ブラックコーヒーは糖分なしという点では良いのですが、空腹時は胃壁にダメージを与えるので、おすすめしません。どうしても朝にブラックコーヒーを飲みたい場合は、その前に何かをお腹に入れてください。)
朝から何も食べないのはつらいというかたは、食物繊維のジュースにチアシードを入れて飲むと、カロリーが減らせるうえに腸にもいい影響があります。
これでお昼くらいまでは なんとかしのげるでしょう。
※チアシードは海外セレブやモデルが好んで摂取しているスーパーフード。
女性にうれしい成分がたくさん。
1日大さじ1杯でダイエットの強い味方!
水分を含むと膨れて腹持ちします。
毎回の食事量を減らせるという人は是非、腹6分を実行してください。
外食の場合でも自分で作った場合でも、「残すのはもったいない」「捨てるのはもったいない」という意識が働いてしまいますが、胃袋はゴミ箱ではありません。
「そのひとくちがあなたの内臓を痛めている」という事実を知りましょう。
意識を変えましょう!
こうやって毎回の食事で おかずやご飯を少しずつ少なく食べるようにしていくと、いずれは自然に25%減の食事量になって、サーチュイン遺伝子がONになる日がやってきます☆
あとは日々の生活の中で、エスカレーターを使わずに階段を使う、歩く距離を増やすなど、ちょっとしたカロリー消費を積み重ねていくと良いのではないでしょうか。
半身浴が好きな人は、1時間の半身浴で約100~200カロリーが消費されるとのことなので、これもおすすめですね。
リラックス効果、免疫力アップ効果も期待できます。
腹6分でいつまでも若々しい身体を!