病を忘れよう

【CureHeal通信 第508号】2019/11/16

前回は『目の前の現象にとらわれずに本来の調和している状態に目を向けましょう』というお話をお届けしました。

本来の姿をイメージしよう

身体の痛い部分にフォーカスして負の感情に支配されてしまうと回復が遅れるという結果を招いてしまうのです。


私はこの夏から心身統一合氣道の道場に通っているのですが、なぜ合氣道の中で心身統一合氣道を選んだかと言うと、中村天風さんの思想が源流となっている流派だから。

その中村天風さんの著書『運命を拓く』の中にこのようなことが書かれています。

肉体が生きているのは、霊魂という氣の力が肉体を活かしている、というのが本当の悟りであるにもかかわらず、この本当の悟りを正しく自分の心に持って活きている人が極めて少ないために、ともすれば、わずかの不健康な状態が肉体に生じてもすぐ心配する。

それというのも、霊魂という氣から送り込まれる微妙な力が量多くありさえすれば、不健康な状態は直ちに健康状態に回復するという原理を知らないからである。

–《中略》–

まず第一に、「人間の生命に与えられた活きる力というものは、肉体に在るのではなく、霊魂という氣の中にある」ということを、正しく、はっきりと理解する必要がある。

これが最も正当な自己認証である。

ところがこの自己認証が確立していないために、くしゃみ一つしても、せき一つしても神経を過敏にしてしまう。

心が肉体に消極的に注がれると、肉体の生きる力の受け入れ態勢が妨げられ、本来の強さを発揮することができない。

したがって可能なかぎり、消極的な気持ちで肉体を考えないようにすることが何よりも大切である。

特に病の時は病を忘れる努力をすべきである。

一言で言うならば、「人間の健康も運命も、心一つの置きどころ」

心が積極的方向に動くのと、消極的方向に動くのとでは天地の相違がある。

(※『活きる』『生きる』の使い分けがおもしろいです)

あなたはこの文章を読んでどう感じましたか?


これは『どんな時でも気合で乗り切れ!』『気合があれば無茶してもいい』という話ではなく『そもそも自分の生きる力に対してプラスの意識を持つことが大事』ということですね。

以前お届けした記事:

自分の身体を信頼しよう

病の症状がある時に病を忘れる努力をする!
これが少しでも出来たらすごいですね。

例えば、インフルエンザで高熱でうなされている数日間はとても苦しいです。(私はインフルエンザでも病院には行かずにただひたすら寝て自力で回復するのを待つので、病院に行く人よりも長く寝ているかもしれません。)

背中も痛いし、喉も痛いし、だるいし、つらいです。

そんな時は思いっきり気持ちが弱くなってしまいがちですが、そういう時でも心の状態を積極的に持つことができたら人生変わりますね。

もちろん予防は大切なので、病にならないよう物理的な対策はちゃんと講じつつ、積極的な『氣』の力を人生に活用すると良いでしょう。


状況が思わしくない時には『氣』がネガティブ方向に働きがちですが、それはあなた自身でコントロール可能です。

『霊魂という氣』をどちらの方向に使うかがあなたの人生を左右するのです。

自分の意思で切り開いていきましょう!

(※ 私も修練中の身です☆)


明日は私にとって初めての心身統一合氣道の演武発表会です。
これまでに習った技を3つ披露することになっています。

緊張してしまいそうな状況ではありますが、プラスの『氣』で臨もうと思います!
合氣道の全体像がよくわかっていない中、有段者の技も観れるので楽しみです♪



横浜 Salon CureHeal 整膚セラピスト
堀紀久美
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