相互作用が大事

サプリ

【CureHeal通信 第481号】2019/8/13

サプリ選びのポイントとして、先月までに以下のことをお伝えしてきました。

《サプリ選びで重要視するポイント》
(1) 有効成分が入っている(自然由来)
(2) 余計なもの(有害なもの)が入っていない
(3) 3時間半で自然に水に溶ける
(4) 吸収率を考慮したうえで作られたものであること
(5) 単体で考えない(栄養の桶理論)

栄養素を補いたくて飲むわけですから、当然、有効成分がきちんと含まれたものでないといけません。

それは化学合成化合物ではなく自然由来のものであることが大切。←(1)


ただ、その時に不要なもの=毒まで摂取することになるとしたら本末転倒。

有効成分以前の話です。← (2) (3)

このことはとても大切なのに、案外見落とされがちなので、サプリを検討する際にはここをしっかりチェックしてください。

つまり『身体(内臓)に負担をかけない』ということが一番大切になります。

サプリの見分け方

余計なものが入っていませんか

 

錠剤の場合は3時間半で水に溶けきれない商品のほうが多いのではないでしょうか。


ここまでの指標で合格ラインに達したら、その上で、吸収率が考慮された商品かどうかをチェックします。←(4)

吸収率の数字を会社として実験して算出しているかどうか」です。

メーカーに聞いてみましょう。
数字が出てこないならば残念ながら不合格💦

 

食品から栄養素を摂取する場合の吸収率は20%と言われています。

安いサプリは7%にも満たない
高いサプリでも10%止まりのものが多いとのこと。

吸収率にこだわって開発しているメーカーのものを選びましょう。
食品からの吸収率(20%) を超えるサプリがあれば素晴らしいですね。

吸収率を気にしていますか


そして次に考慮するべきことは、栄養の桶理論。←(5)

あるひとつの成分だけをいくら補充しても、総合的に全体を高めない限り だだ漏れしてしまうのです。

一番不足している栄養素の量に引きずられるから。

単体では無意味

↑↑
栄養の桶理論は、今日このあとお伝えしたい新たなポイントに似ているようでちょっと違うので、お時間あるかたは再度読んでみてくださいね。


サプリを選ぶ時に大事なことその(6) は…
相互作用を考慮されたものであるかどうか

ということで、相互作用についていくつか列挙してみます。

カルシウムは骨や歯の形成だけでなく、生命維持に重要な栄養素。

だからといってカルシウムだけをたくさん摂ってもマグネシウムがないと効率的に吸収されません。その比率は2:1。

また、ビタミンD3、タンパク質、乳酸があると カルシウムの吸収が促進されることがわかっています。

ビタミンB2、B6は単体で買って補充してもムダ。

ビタミンB6 が体内で活性化されるには ビタミンB2 が必要で、ビタミンB2が欠乏するとビタミンB6も働けない。(B2-B6は微妙なバランスで成り立っている)

体内でCoQ10(←若返りやダイエットに効果的) を作るためにはビタミンEが必要。その酵素としてはセレンが必要。
プロビタミンA(=βカロテン)とビタミンCとE、セレンの組み合わせは相乗効果で免疫システムをより活性化する。
ビタミンEはビタミンCが有れば体内でリサイクルされる。同時に取ることで相互作用がある。
乳酸菌だけを取っても意味がない。食物繊維との組み合わせで効果が出る。食物繊維も水溶性&不溶性の2種で摂ることに意味がある。
鉄分は銅と一緒に摂ることで効果が出る。

などなど。


お肌のためにビタミンC、骨のためにカルシウム、、といった単体でのサプリ選びがお金の無駄遣いにつながっているとしたら とてももったいない話です。

単なる無駄遣いならばまだ良いのですが、くれぐれも 身体に害をもたらしてしまう結果にならないよう、(2)(3)の点だけはしっかりチェックしてください。

サプリは賢く選びたいものですね。



横浜 Salon CureHeal 整膚セラピスト
堀紀久美
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