アルントシュルツの法則
【CureHeal通信 第419号】2019/1/8
今回は『アルントシュルツの法則』を紹介させていただきます。
《アルントシュルツの法則》
弱い刺激は組織の働きを目覚めさせ
中くらいの刺激は組織の働きを高め
強い刺激は組織の働きを抑制し
非常に強い刺激は組織の働きを静止させてしまう
マッサージを受ける場合、強い刺激は効かないのです。
効かないどころか逆に『組織の働きを抑制』してしまうのですね。
ご存知でしたか?
強い刺激が加わると筋肉は自らの防御反応で 固くなろうと努力してしまうのです。
ゆるめるために施術を受けているはずが、お金を出してわざわざ固くしているとしたら本末転倒ですね。
いかがでしょうか。
あなたはそれでも強い刺激が欲しい派ですか?
マッサージ常連のかたは、たいてい強い刺激を求める傾向にあります。
実は私もそうです。
私は小学生の頃からプロのマッサージを受けていたせいか、いつの間にかパンチが効いたツボ刺激が大好きになっていました。
好みを聞かれると必ず「強めがいいです」と答えていました。
強いマッサージを求めて何十年もあちこちのお店で受け続けてきました。
でも、マッサージを受ければ受けるほど、どんどん筋肉が固くなってきていたということを認めざるを得なくなったのが去年の秋です。
40年以上も『良い』と信じてきていたので、認めるには勇気が要りました。
自分の人生を通して、自分の身体を通してやっと気が付いたのです。
『筋肉に強い刺激を与えると筋肉を傷めてしまう』のです。
施術者としてはこの点にしっかり気をつけないといけません。
(『もみかえし』を与えてはいけません。)
いま私が提供させていただいている『引く』施術(整膚)はクライアントさまの全身の皮膚にやさしくアプローチすることで氣の流れを良くし筋肉をゆるめます。
マッサージを受ける場合は、弱〜中くらいの強さで施術してくれるお店を選びましょう。
家族同士でもグイグイしないように。
・さする
・なでる
が良いです。
パートナーや親子間のゆるやかなスキンシップが一番ですね!
横浜 Salon CureHeal 整膚セラピスト
堀紀久美