消毒まみれから身を守ろう

【CureHeal通信 第633号】2021/2/18

今はお店に入る度にアルコール消毒が必須になっている世の中。

両手がびちゃびちゃになるほどふりかける店員さんもいて、ホント困ってしまいます。


第630号でもお伝えしたように、私たち人間の皮膚にはものすごい数の常在菌がいて、私たちはそれらの菌によって守られています。

常在菌は大切な存在なのです。

なのに、消毒をされると殺されてしまいます。
悪い菌だけでなく良い菌もいなくなってしまうのです。

そして問題は…
悪玉菌のほうが復活するスピードが早いという点。

つまり、消毒をすることにより、『守ってくれる存在』よりも『悪さをする存在』の菌のほうが増えてしまうということです。

本末転倒ですよね。
パラドックスです。><;


今、お店が経営を続けていくためには『感染症対策をきちんとやってます』ということを行政に対して示さないといけないので、仕方がないという側面もあります。

でもそれはそれとして、私たちには 現実をわかったうえで自衛する権利がありますよね。


お店側としては、私たちが新型コロナウイルスを持っているかもしれないという前提で入店前に除菌をさせるわけですが、私たちの側からすると、直前に手洗いをしていたり、他のお店でシュッシュされたばかりの時にまた消毒されるのはたまったものではありません。

なので、自分でプッシュ出来る時にはほんの少しの量に留めるようにしてください。

直前に手洗いをしていたり、他のお店で消毒していた場合は、手にすりこんだフリをしてもいいでしょう。(私はそうしています)

これまでは喜んで消毒してもらっていたよーというかたも、ここで少し意識を変えてみてくださいね。


私たちは、共に生きている微生物を大切にする必要があります。

皮膚常在菌(微生物)を殺すということは『バリア機能を下げる』という行為であり『自ら免疫力を下げている』行為でもあるのです。

手がガサガサに荒れてるのはバリア機能が失われてしまったから。
皮膚常在菌が死んでしまったから。

いま全世界でせっせと消毒をすることによって、新しい感染症に対する抵抗力が失われてしまっているのではないでしょうか。


私たちは皆、常在菌のサポートを受けて生きているということを知ってください。

アルコール消毒は最小限度に留め、水で洗える環境にある時はお水で手洗いをしましょう。

やさしく丁寧に水洗いすれば大丈夫です。
石鹸を使う回数も減らしましょう。

手だけでなく身体や頭も水洗い(お湯洗い)がオススメです。

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あなたの味方となってくれる常在菌を大切にしましょう。

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横浜 Salon CureHeal 整膚セラピスト
堀紀久美

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